延命寺 寺とパソコン
<VOL.8>
『般若心経』と「SMAP」と
天台宗典編纂所では『天台電子仏典』というCD-ROMを出した。第一巻には「法華三部経」などが収録されている。仏典のCD-ROMはいくつか出されているが、この良い点は漢字データだけに留めたこと。漢字データだからウィンドウズでもマックでも利用できる。ウィンドウズで「秀丸エディタ」を使って検索する方法の解説もある(利用登録の仕方も説明がある)が、たぶん文字列が検索できるソフトなら何でも利用できるだろう。さあ手始めに「般若心経」を見てみよう。アレレ、出ない字がある。でもこれは天台宗が悪いのではない。普通ワープロではJIS第一水準・第二水準の6000字強しか使えない。それ以外の字を使っているソフトは相手がそのソフトを持っていないかぎり相手には利用できない。どんなパソコンでも利用できるデータの提供に留めた天台宗の選択のほうが正しいのである。しかし「ケイゲ」の「ケイ」はやむを得ないとしても「ボダイサッタ」の「タ」の字は欲しい。なぜ仏教語は無視されたのか。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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・「新年の希望」
・メールの賀状
・頑張らないパソコン入門
・老後はパソコン
・「買い」か「待ち」か超漢字3
・家電としてのパソコン
・アップル 1周遅れのトップランナー
・プライバシーは数千円
・パソコンの明治時代
・IT講習で(多分)教えてくれないこと
・がっかりLモード
・貧しいIT
・B(ukkyo)TRONを使おう
・コンピューターで仏教学
・鉄の鎖か金の鎖か
・喜捨か会費か
・非公正に怒れ
・ネット利用の仏教学研究
・遅い・高い・マズイ ISDN
・「ワープロは?」「富士通です。」
・メモ・メモ・メモ・メモ でも忘れ
・「簡単」が勝ち(除くパソコン)
・独占は衰退を招く そして
・ITは効率を落とす