Enmeiji延命寺

延命寺 寺とパソコン

 

title 寺とパソコン

<VOL.50>

 

「新年の希望」


新年早々何だが、実は「パソコンの買い時は過ぎた、そしてまだ来ていない」というのが正直なところである。過ぎたというのは基本ソフトがますます巨大化複雑化してきたということであり、まだ来ていないというのは「それにもかかわらず、仏教で活用するにはまだ機能不足」という意味である。
しかし新年ぐらいは新しい希望の方に目を向けてみよう。

まず、たびたび紹介している超漢字。
もともとワープロとしてではなく、アイデアプロセッサとして設計されたため、レイアウト機能がいまいちだった超漢字も、次の版ではワープロとしてもまずまず使えるようになる見込みである。
漢字もますます充実するようである。と言っても充実するまで待つ必要はない。アイデアプロセッサとしては十分な機能を備えているのだから、早く使い始めたほうが良い。あらゆることが出来てすべての周辺機器が使えるパソコンを待つほどばからしいことはない。

漢字の苦手なマックについてはOSXについての評価はさまざまである。むしろ否定的な意見が目立つ。OSXの完成を待つのではなく、「今昔文字鏡」や「GT書体」を使ったほうがいいだろう。マックのもう一つの苦手は章節立ての文章を作ることだったが、これはKacisというソフトに注目である。日本語のDTPが得意だというIn Designも発売される。どちらも第一版は不満が残るようだが、マックの可能性が広がることは望ましい。

超漢字もマックも今はアイデアプロセッサとして活用するのがいいと思う。
ウィンドウズに関しては一太郎11ではキーボードだけでほとんどの作業ができるようになるというのが注目点である。超漢字もマックもマウスを使って快適に作業をすることは得意だが、入力にはキーボードの方が便利である。文章入力はキーボード、操作はマウスと使い分けるぐらいなら、キーボードだけで出来るだけ多くの操作ができたほうが良い。

去年は京都のあるパソコン店にウィンドウズ3.1が平済みになっていて驚いたが、文章入力を主にするならこちらの方がいいかもしれない。音楽はラジオで聞いて映像はテレビで見ればいいのであって、別にパソコンで出来る必要はないかもしれないのだから。

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「新年の希望」
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