延命寺 寺とパソコン
<VOL.51>
メールの賀状
近年は年賀状は簡略にしてしまっている私にとっては年賀状に書かれているメールアドスは有難い。賀状も毎年いただくところから、旧年久しぶりに会った知り合いから、「また次の機会を楽しみにしています」というしばらくぶりの賀状までいろいろあって、電子メールのなかったころは後者に返事を出すために年賀状を買いに行ったりしたものだった。
メールアドレスが書いてあると、とりあえずの返信はテキストで送り、そして楽しい賀状はインターネットの賀状サービスを利用したりすることができる。インターネットなんて味気ない、賀状は手書きでなければ、と思っていても出さなければ何にもならない。
そしてインターネットの賀状サービスは味気ないどころか絵柄も豊富だったり、元日以後でないと画像を見ることが出来なかったりいろいろ工夫がしてある。もちろんあまり凝りすぎるのはかえって興ざめだが、それは紙の場合も同じこと。はがきの賀状も1枚1枚手書きの絵があるもの、印刷ではあっても人柄の分かる近況報告があるもの人それぞれである。総じて一言近況があるのと無いのとでは近況があるほうが印象が強い。
オンラインの賀状もどんな絵柄を選ぶかはあなたの感性次第である。リアルとバーチャルの使い分けなどと難しいことは言わずに、自分の使える時間と才能をうまく利用しようではないか。賀状には遅い、という場合は賀状以外のカードを選べばいいだけだ。
「手書きでないと」とか「最新技術で」とか難しい話は無しにしよう。
もちろん、賀状は「出さない」「年初に書く」というのも別に悪くはない。人それぞれであってよい。
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・「新年の希望」
・メールの賀状
・頑張らないパソコン入門
・老後はパソコン
・「買い」か「待ち」か超漢字3
・家電としてのパソコン
・アップル 1周遅れのトップランナー
・プライバシーは数千円
・パソコンの明治時代
・IT講習で(多分)教えてくれないこと
・がっかりLモード
・貧しいIT
・B(ukkyo)TRONを使おう
・コンピューターで仏教学
・鉄の鎖か金の鎖か
・喜捨か会費か
・非公正に怒れ
・ネット利用の仏教学研究
・遅い・高い・マズイ ISDN
・「ワープロは?」「富士通です。」
・メモ・メモ・メモ・メモ でも忘れ
・「簡単」が勝ち(除くパソコン)
・独占は衰退を招く そして
・ITは効率を落とす