延命寺 寺とパソコン
<VOL.31>
クラリスワークスで修了証作り
マック用ソフトのメーカーの不幸はマックのシェアが低くて売れ口が限定されることではなく、iMacやiBookに付属しているクラリスワークスでかなりなことが出来てしまうので、きれいな縦書きにこだわる人とか、禁則処理にうるさい人や高度な計算をしたい人などにしかソフトが売れないことだ。
参加者が増えていた(!)。しかも受付番号をずらしてしまっている。修了証の絵柄も変わってしまっている。やり直しやり直し。まあ、プリンターにハガキ大の用紙を入れるタイミングが合わなかったりして印刷ミスは7枚出たけれど、83人それぞれの名前を入れた修了証は無事出来た。修了間際の三十分で完成したのだそうだ。
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私はいつもパソコンについてエラソーな事をいっている報いで、子供たちを集めた坐禅会の修了証作りを命じられてしまった。ここで出来ませんと言ってしまっては二度とエラソーな事は言えなくなる。半日かけてクラリスワークスでデータベースから差し込み印刷をする方法を調べてみて、前日には参加者名と受付番号を入力し、さて、当日。
もちろんデータベースソフトとワープロソフトを組み合わせればクラリスワークスでなくても出来るけれど、クラリスワークス一本でどちらも出来てしまうというのが他のソフトがなかなか売れない理由の一つなのであります。
やり方を簡単に説明すると、まずデータベースを作ること。印刷する項目(この場合は参加者の名前)だけでも良いけれど、検索する場合のためには受付番号とか地名とかも入れておいたほうが良いでしょう。データベースのメニューでのレイアウトというのは実際に印刷をする用紙のレイアウトではなく、データベースのレイアウトのこと。一桁の数字は1,2,3ではなく、01,02,03とすること。
全員に共通する部分はドローを起動させて用紙設定をし、文字入力する部分はテキストボックスを設定して入力するのが簡単。テキストボックスは試し印刷をしてみて移動すればよい。
かんじんの差し込み印刷をするときはデータベースも起動させておくこと。すべてのデータを印刷するのではなく、必要なデータだけを印刷できる、というより、差し込み印刷をする箇所を指定して続けて印刷するだけのこと。
途中で印刷ミスが出た時は、いったん最後まで印刷してしまって、ミスのでたところだけ印刷すればよい。方法はこの場合は差し込み印刷を指定した箇所に直接名前を入力してその1枚を印刷し、「保存しない」を選ぶというやり方です(本当は「更新しない」という用語を使うべきですね)。
私はクラリスワークス2で作成しましたが、ver.4ならもっと簡単なはず。 ウィンドウズでデータベースソフト付のものを探すとかなり高価になってしまう。なぜか「マイクロソフトワークス」付の機種は見かけない。
「初心者にはマックがいい」から「中級者にもマックがお勧め」ということが言えそうだ。後は「アップルワークス6」が必要かどうかと色の好みだけだ。
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