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延命寺 寺とパソコン

 

title 寺とパソコン

<VOL.23>

 

一太郎で般若心経

河野会長さんは不遜にも「私は般若心経が書けなくてもとりあえず間に合っている」と私宛の電子メールで言っていましたが、多くのお寺にとっては書けないよりは書けたほうが良いでしょう。
その前になぜ一太郎かと言いますと、まず今までに一太郎で作られたデータの方が多いと思われること。ワードやエクセルのデータがメールなどで来たときはマイクロソフト社が無料で提供しているビューアーや「自在眼」(アンテナハウス)などで見ればいいということ。オアシスV7でもユニコードが使えるようになったけれどまだ購入していないので確かめられないこと(ロータスのワードプロはユニコード非対応)。まあ早く言うと持っていないものは確かめられないという理由が一番大きいのです。
一太郎と言っても一太郎オフィス8以降が必要です。一太郎の問題ではなくATOKのバージョンが問題なのかもしれません。
それはともかくまず一太郎のセットアップで「すべて」を選びます。多分まだの人は追加で出来るでしょう。一太郎を起動してJISの第二水準までにない文字を打ちたいときはATOK(やっぱりATOKだったか)の文字パレットを開きます。フォントは「JS平成明朝体W3」を選ぶと良いようです(入ってなければ追加します。ウィンドウズの「アプリケーションの追加と削除」の「JUSTSYSTEMアプリケーションの追加と削除」の「ツール」の「詳細機能を選択」の「フォント」の「JS平成明朝体W3」の「OK」という操作の流れのようです)。
ユニコードが分かっている場合はユニコード表で文字を選んで入力すればいいだけです。けれどユニコードで調べるよりも補助漢字の区点番号で調べるほうが早い。参考書は『五十音引き漢和辞典』(講談社)、『早引きワープロ漢字辞典』(旺文社)、『パーソナル現代漢字辞典』(学研)などなどとにかく「補助漢字収録」とうたっている辞書なら使えます。ATOKの文字パレットで補助漢字にチェックを入れれば「ボダイサッタ」の「タ」の字などの補助漢字が探し出せます。
これで河野会長さんも般若心経を書くようになるかな。でもジャストシステムの出しているマニュアルや入門書に「補助漢字の使い方」が説明してないのはなぜなんだ。(なおホームページや電子メールで使えるかどうかは私にはわかりません。)

講習会情報

埼玉県仏教青年会パソコン講座  
・3回シリーズ(11月6日・11月23日・12月5日)

 

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