延命寺 寺とパソコン
<VOL.12>
紙とテキスト・残るのは紙と.txt
たとえ同じ会社の同じソフトを使っていても古いバージョンを使っている人は新しいバージョンで作った文書を開けない。「(ほとんど使わない)ソフトが付いてぽっきり何万円」などとテレビショッピングではあるまいに、オフィスソフトの新しいものが出る度に買い改めていてはハードディスクと財布が持たない。もちろんソフトを買い足さなくても変換ソフトを買えばいいだけだが、もっと確実なのは「保存はテキスト形式で」ということ。テキスト形式の文書が読み込めないワープロソフトが登場する可能性はない。テキスト形式の文書ならウィンドウズやマックだけでなく懐かしいMSXパソコンでもワープロ専用機でも「すごい。ハードディスクの容量が100メガもある」という時代の98パソコンでも作成できる(私は98は使ったことがないので比喩が不適切なら謝ります)。
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では見出しと本文では文字の大きさを変えたような文書はどうして保存するか。これは印刷した紙を取っておくのがいい。適切な紙とインクを選べば長く保存させることが出来るが、ハードディスクが壊れたらデータ取り出しはかなり困難。まだ紙に勝る保存用具は発明されていない。
詳しい人からはテキスト形式でもマックとウィンドウズとユニックスでは改行コードが違う、酸性紙の問題は、と異議が出るだろうがそのことを考えに入れても紙とテキスト形式に勝るものはない。
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