延命寺 寺とパソコン
<VOL.11>
お勧めパソコン誌
残念ながら寺院向けのパソコン誌はない。パソコンは寺院のために開発されたわけではないから当然ではあるが、扱う文字以外は事務的には寺院も企業も同じ様なことをしているのだから、一般向けパソコン誌でも参考にはなる。
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パソコン以外にも現代について知りたい場合は『日経トレンディ』が当たり外れはあるがマックもウィンドウズも偏見啼く取り上げていてお勧めである。
マック雑誌も含めたCD-ROM付きのパソコン誌で一番優れているのは『日経WinPC』である。本誌の内容が理解できなくてもCD-ROMに収録された中身を見るだけでも役に立つ。
個々のソフトや製品の使いこなしは『日経PC21』がいい。私はウィンドウズはエディターとゲームしかやっていないので時々しか買わないが、ウィンドウズソフトの活用には一番役立つだろう。
ここまで日経系の雑誌が続いたが、マック雑誌の場合は『日経Mac』を必須とするのは医療関係者ぐらいだろう。
CD-ROM付きの場合は『MacPeople』でいいと思う。『マックファン』三誌の場合は漫画で選ぶなら『マックファン』、ソフトの使いこなし方が知りたいときは『マックファンビギナーズ』というあたりか。『マックパワー』や『マックライフ』は興味ある特集があるときに買えばいい。
「ボダイサッタ」の「タ」の字が書きたいときは専門誌は『トロンウェア』しかないが、それよりも単行本の鹿嶋育朗『B-right/V入門』(カットシステム)を買った方が早い。
『OS/2ワールド』は寺院関係者には勧めない。Linux雑誌も同様である。
変わったところではNHKの「やさしいビジネス英語」。今年度はコンピューターネタがいくつかある。 なお私はNHKの語学番組は全語やっているけれどテキストの日本語訳しか理解していません。
単行本はウィンドウズの場合はたくきよしみつ『鉛筆代わりのパソコン術』(サイビズ)、菅谷充『電脳文章作法』(小学館文庫)、宍倉幸則『なぜWindowsは今日も不安定か解決編』(技術評論社)が必須である。この程度は買ってもらわないと話が進められない。
iMacはマックであってマックでない変な存在だが、入門書はいくらでもあるので気に入ったものを買えばよい。(「私の上の兄はマックで文章が書けるということを想像も出来ないのでワープロ専用機を使っている」ということも書きたいのだけれど。)
寺院とは関係ないが『ふらんす』(白水社)の「コンピュータでフランス語」という連載も参考になる。これを読むだけでも「万能のソフトはない」という私の意見が読みたくなるだろう。
パソコンで扱う漢字を増やす方法は中国学者の研究が参考になるがこれに関しては項を改める。
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・「新年の希望」
・メールの賀状
・頑張らないパソコン入門
・老後はパソコン
・「買い」か「待ち」か超漢字3
・家電としてのパソコン
・アップル 1周遅れのトップランナー
・プライバシーは数千円
・パソコンの明治時代
・IT講習で(多分)教えてくれないこと
・がっかりLモード
・貧しいIT
・B(ukkyo)TRONを使おう
・コンピューターで仏教学
・鉄の鎖か金の鎖か
・喜捨か会費か
・非公正に怒れ
・ネット利用の仏教学研究
・遅い・高い・マズイ ISDN
・「ワープロは?」「富士通です。」
・メモ・メモ・メモ・メモ でも忘れ
・「簡単」が勝ち(除くパソコン)
・独占は衰退を招く そして
・ITは効率を落とす