title iPodのトホホ
VOL.8

予告編 思うことなど
iPodが必要な人
買うべきマシンがないぞ
フランスで販売中止?
ピピンのことなど
デジ亀のことなど
亀から兎に
アナログ派
iPodのホホホ
iPodのトホホ 第8回
iPodのホホホ
フェイク仙人

平成14年はiPodの夢で開けて、同窓会など青春プレイバックの年になってしまった。裏同窓会でシャルマンに集まったのはバンド仲間だった。

先日、近所のバイク屋がリサイクルショップに改装した。見に行ったら、ストラトがあった。といっても、ギターキッズにしか分からないが、フェンダーのストラトキャスターというエレキ・ギターのことである。19800円で出ていたので、オッと思った。一桁違うんじゃない?

アメリカ製ではなく、日本製のフェンダーなんだ。フェイクではない。昔、日本のメーカーがギブソンのレスポール・モデルなどのレプリカ?を上手に作って世界的な評判を取ってしまった。真似っこは日本人の特技だ。

しかし、ギターのモデルにも知的財産権が認められ、フェイクは作れなくなり、その代わり日本メーカーがライセンスを取って正規に製造販売するようになる。フェンダー・ジャパンはトーカイ製である。これも最近は韓国製だというから、まさにギター業界も世界経済の縮図である。

とっても懐かしい思い出だけれど、確か、中学一年の時に今は亡き父におねだりして、一万数千円でエレキ・ギターを買ってもらった。初めからネックが曲がったボロ楽器である。それでも当時の大学卒初任給くらいか。 貨幣価値が十倍も違う今、中古ながらそんな値段で憧れのストラトが買えてしまう。

そうはいってもギターに触らなくなって三十年、買っても床の間の置物にして花でも生けるくらいしか使い道が思いつかない。店頭にあったのはエレキ・ギター色というのか茶系のありふれた色だった。ジミヘンがウッドストックなどで使った白のストラトだったら衝動買いしただろう。

ジミヘンはモンタレー・ポップ・フェスティバルで、ギターにライターのオイルをかけ、ステージで火を付けて燃やした。もっとも、破壊用には日本製の安いギターを使っていたとも聞くし、大事にしている古いギターはぶっこわしたりしない。町に出ると何本もギターを買ってきたという。 

同じくフェンダーのテレキャスターも有名だ。ニューポート・フォーク・フェスティバルには、ボブ・ディランがストラト、マイク・ブルームフィールドがテレキャスを持って登場したそうだ。

元祖テレキャスター・サウンドはリック・ネルソンの「ハロー・メリー・ルー」などで伴奏しているジェームス・パートンだろう。元祖エレキともいえる。ベンチャーズの立ち上がりの頃、ジェームス・バートンがゲストで参加していたらしい。初期のジョージ・ハリソンのギターもチャック・ベリーばかりではなくバートンの奏法をものにしている。

その特徴の一つは、チョーキングといって弦を引っ張ってビヨーンとさせる技術である。そのためライト・ゲージといって弦を軽く張る。後にはトレモロ・アームを使って和音もグヤーンとさせる。これがテケテケテケとともにエレキ・サウンドのオハコとなる。

チョーキングといえば、B.B.キングを代表とするブルース系ギタリストに必須となっているが、元祖ロック・ギターの時代からあったわけだ。どのみち西洋的、正弦波志向の真っ直ぐな音ではなく、東洋人や黒人はビヨーンと伸び縮みしたり、サワリのあるノイズぽい音が好きなのだ。それがロック・ギターのファズ・トーンにつながる。

なんて話を何でこのコーナーに書くことになったのか自分でも不思議だが、今年はロック史を聞き直してしまった。iPodのトホホから始まってiPodのホホホで終わったわけだ。

とりあえず、末広がりの八回で筆を置く。ほとんど反響のないまま終わってしまったが、もっと続けた方がいいですか?来年のことを話すと和尚様に笑われる。また、年が明けたら考えなおしてホームページも刷新します。よろしく。


   

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