Enmeiji延命寺

延命寺 寺とパソコン

 

title 寺とパソコン

<VOL.80>

 

ウェブに保存


常時接続環境が実現したので、
申し込みだけしていて利用していなかったサービスを試してみた。
一つはMacのiToolsのiDisk。
もう一つは一太郎のインターネットディスク。
どちらも最近サービスが拡充されたが、その少し前から利用を始めた。
契約者にウェブ上にデータ保存用のスペースを提供する、というのがサービスの
内容だが、 両者には少し発想の違いが見られる。

マックの方は当初はマックOS9以上でないとアクセスできず、
ほかのもので利用しようとすると「MacOS9購入のページへ切り替わる」という
面白いのか嫌みなのか分からない仕掛けがあったが、今はどうか知らない。
とにかく契約してアクセスし、パスワードを入れるとマックの画面上に自分用のスペースが現れる。どこかで見た画面だな、と考えてみると以前からマックにあった「ファイル共有」のウェブ版である。画面に出ている間はファイルの同期や保存など自由に行えるが、アクセスを断ち切るとウェブ上の自分のスペースはパソコンの画面から消えて接続しない限り操作は出来ない。
ダイヤルアップでも使えるが、常時接続でこそ便利なサービスと言える。
一太郎の方は利用するためのソフトをダウンロードする。
契約さえ出来れば一太郎のない環境でも利用できる。
一太郎形式の書類でなければ保存できない、というものでもない。
(マックの場合もマックデータしか保存できない、ということはないと思う)
ソフトを組み込むとパソコンの画面上に自分用の保存スペースが現れる。
インターネットとつながない状態でもパソコン上で操作が出来る。
ウェブに保存したデータとはネットにつないだときに同期させることが出来る。
同期させる部分が少なければダイヤルアップ環境でも利用して損はない。
なぜわざわざウェブに保存するのかというと一つにはパソコンが不調になってもデータはウェブに残っているということ。
また自宅でウェブに保存しておけば重いパソコンを持ち運びしなくても会社に置いたパソコンで続きの仕事が出来ること。欠点はせっかくウェブに保存してもネットにつなぐことが出来なければデータを利用することが出来ないこと。
設備保守の日程を忘れていればあわてる羽目になる。またインターネットはどんな場合に情報が漏れるか分かったものではない。類推されやすいパスワードを使っていれば危険はもっと大きくなる。もっともPCカードなどにデータを保存して持ち歩いても落としたり取られたりすればデータの安全は保証されないから、似たようなものではあるが。なお一太郎の方はブラウザを使ってマックからの利用も出来るようになったし、マックの方もOSXではウィンドウズからの利用も出来るようになったらしい。またウェブ保存ならほかのサービスもいろいろある。
自分にとってお得な利用法を探してみてほしい。


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