Enmeiji延命寺

延命寺 寺とパソコン

 

title 寺とパソコン

<VOL.79>

 

病院雑話


私が病院ではインターネットにアクセス出来ない、と嘆いていたら草野師が掲示板に以下のようなことを書き込んでくださったと、河野師から連絡いただいた。

「・・・病院でもしメールができればどんなに気持ちが楽になるか、病院関係者にちょっと訴えて来ようかなと思います。
やはり社会から隔てられるという意識は、つらさを倍加すると思うんですよね。ネットが使えれば、医師と忌憚なく意思が疎通できるし、病院のサービスとして、これから是非必要になると思いませんか。」

両師に感謝したい。私は何も「救急で入って来た時にもインターネットを利用したい」とか、「集中治療室でも携帯を」とかいうのではないし、「病院内どこでも携帯電話が使えるように」するべきだなどと思っているのではない。
特定の場所だけでメールチェックが出来ればそれでいいのである。
「病人はよけいなことは気にせずに療養に努めよ」と言われるかもしれないが、「よけいなこと」を気にしなければ、病人は病気のことしか気に掛けることがなくなる。
仕事も趣味もその人の生き甲斐を奪って病気の事だけ悩んでいれば、病気が治るのなら、気に掛けよといいますけどね。

と、まじめなのはここまで。あとは気楽に読み飛ばして欲しい。

お見舞いにテレホンカードを
病院内にはカード利用の公衆電話ならたくさんあるが、久しぶりに使うと市内なのに度数の減り方の激しいこと。
病院からの電話には「今いないから呼んでくる。」
という返事は禁句である。
ケータイを禁止しているのはテレホンカードを売りたいNTTの陰謀(?)か。
私はそういうことを見越していた訳ではないが、ある新電電の口座落としの出来るテレホンカードを持っている。

to chi(チー 吃) or not to chi(チー 吃)
中国語では薬は飲むのではなく食べる(吃)と聞いたような覚えがあるが、病院で「検査のために絶食」を予定された時の薬の服用に迷う。
「水も飲んではいけません。」 では、毎朝飲むようにいわれているあの薬は。
答えはある薬は朝早く少量の水で飲む、ある薬は食事をしていいようになってから飲む、薬次第である。

予定は未定
「検査は何時頃でしょう。」
「外来の検査との組み合わせでどうなるか分かりません。」
お昼前に検査準備をして検査に入ったのは午後五時過ぎ、ということがあった。
私は点滴三昧の生活だったから関係ないが、検査が終わるまで食事抜きの人だったら、体調を崩しかねないところだ。
「入院すると本当の病人にされる。」というのは否定しきれない。
「分かりません。」ではなく、「十時よりは後です。」「午後になります。」「午前中です。」
など分かる範囲で答えて欲しい。

病院はたばこの香り
手術前に入った病院は待合室に喫煙コーナーがある。
そして公衆電話は待合室にある。
特にすることのない患者はテレビを見るかたばこを吸うことぐらいしか暇つぶしがないから、待合室はいつもたばこの煙が漂っている。
公衆電話は待合室にある。
実は病院の入口にも喫煙コーナーがある。
外来患者はたばこの香りをかがないと病院に入れない。
この喫煙コーナーが出来た時に「病院が禁煙に」と書いた新聞があった。
公衆電話は病院の入口にある。

病院はバリアフル
世の中は「バリアフリー」とかで喧しいが、病院は病人には過ごしにくい所である。
「五本足の点滴台が和式トイレに入らない。」
正確に言うと「よっこらしょ。」と便槽を跨がせないと不安定。
そんな力のある病人なら苦労はない。
汚水を流すハンドルも堅い。
それにトイレの数も多くない。
下痢の時は入院してはいけない。
水道の蛇口も堅かったりする。
自動水栓に変わったり少しずつは改良が進んでいるが、病院が「元気な病人」のための施設から脱皮出来るのはいつの日か。
とにかく「入院するためには健康」でなければならない。

病人は東大生?
そして病院のトイレにはどこかで見た掲示が。
「トイレットペーパーで手を拭かないように」印度学仏教学会の研究大会が東京大学で開かれた時に記念展示をしていた東大図書館のトイレに同じ掲示があった。
東大生の方、たとえ古い建物でもトイレは最新式なのだから手を拭くものは持っていようね。

お寺はもっとバリアフル
病院はバリアフル、なんて書いたが、もっと反省すべきは寺院の造りだろう。
京都曹洞宗青年会が四十周年記念事業を行った時のポスターの図柄は「お寺の石段の下でたじろぐ車いすの参拝者」というものだった。
車いすでなくても腰掛け式のトイレでないと困る人、正座が出来ない人、椅子では落ち着かない人、誰でも利用しやすいようにお寺は造られているだろうか。
建物と建物、部屋と廊下の段差は小さくしてあるだろうか。
我が寺でも本堂にお参りするにはかなりの段差がある。
文字どおり「お寺の敷居は高い」のである。

さて、手術のために転院する病院の入院案内には「テレビ、パソコンなどの電気製品は原則として持ち込み禁止」と書いてある。
続きが書けるかどうか、は分からない。


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