延命寺 寺とパソコン~番外編~
番外・「間借り」なりにも論文です
御挨拶
いつも「寺とパソコン」を御愛読下さりありがとうございます。パソコンと文字の問題を考えると必ず文字コードの議論にぶつかりますが、私がない知恵を絞って考察している
間に、加藤弘一著「電脳社会の日本語」(文春新書)が出版されてしまいました。電脳社会の変化の激しさによって同書にも補訂を必要とするところが出てきてはいますが、まずこ
れで九割は決定です。ひそかに新製品を開発していたのに他社からもっといい製品を発売されてしまった会社のような気分です。
パソコンソフトの世界では後出しのじゃんけんで勝ってきた会社もありますが、研究の分野では先にいいものを出したほうが勝ちです。ただ私の考察には同書が取り上げていない箇所もありますので、声明のページにしばらく(長らく?)間借りをお願いして研究誌な
どに掲載されていない論考を掲示させていただきます。既に「寺とパソコン」で使用した部分もありますし、訂正が必要な箇所もありますが、ウェブでの表示に不向きな個所以外
は原稿のままで掲示いたします。
いつかは自分のページに移したいと思っていますので、それまではブックマークしていただくのは構いませんがリンクは御遠慮下さい。
佐久間和尚
(1) やはり「もっと漢字を」 (2000.08.07)
『人文学と情報処理』(勉誠出版)16号の論考に対する感想です。原稿はビートロン(1B) で書きましたが、ビートロンは英語も全角で書くという一つの見識を持っていますので、 あえてそのままで掲示します。
(2) ローマ字に振り仮名はつけられるか(2000.8.11)
『季刊民族学』78号の梅棹忠夫氏の意見に対する感想です。日本語の表記をどうするか ということが文字コード論議にもかかわっているのです。
(3) パソコンは仏教に使えるか(2000.8.18)
曹洞宗教化学大会で発表したときの配付資料です。今ではあまり役に立たないでしょう。
(4) パソコンを仏教に使うために(2000.8.21)
これも曹洞宗教化学大会で発表したときの配付資料です。ほとんど「寺とパソコン」に書いたことです。
(5) パソコンと漢字の諸問題(2000.8.25)
『週刊金曜日』2000年4月7日号のT.ラズロ「パソコンソフトの国際化は漢字文化を破 壊するか?!」に触発されて書きました。現在改稿中ですが、文字コードの問題を扱ってい ます。