「電脳写仏」が立ち上がりました。
講師は「寺とパソコン」コーナーでもご紹介申し上げた上野玄春さんです。教育大を出て絵の先生をやってました。
送られてきた略歴を拝見したら、1964年栃木県生まれ、70年東京教育大学芸術学科卒業と印刷されてます。先生、凄い!六歳で大学を卒業してますよ?
いわゆるヒッピー世代でインドを放浪し、ヨーガに出会います。後に仏門に入りますが、お寺は持っていません。画僧です。画チョーンという駄洒落が出てくる世代です。
玄春さんのホームページとリンクしてますので、活動についてはそちらをご覧下さい。
玄春さんの若い頃の習作で法隆寺壁画の写し、観世音菩薩を初めに取り上げます。西インド、アジャンタ石窟の影響を受けた仏像です。
実物を拝見すると、やはり、プロは線が違うと感心するのですが、電脳写仏でどこまで表現できたでしょう。また、このプリントアウトに色を塗っても楽しいと思います。また、ご本人に写仏の心を語ってもらいましたので、ここに掲載します。

<仏画のススメ>

「心は見るものに同化する」これが仏画を描く理由であります。花を見れば花の心、青空を見れば青空の心、食べ物を見れば食べ物の心に占領されます。ですから、仏を見れば仏の心となります。
仏の姿は当初、描くことを遠慮され、車輪(法輪)やら、仏石やら、菩提樹等で象徴されておりましたが、やがて、ギリシャ彫刻の神々の像の影響を受け、ガンダーラ美術として仏陀の姿が表現されるようになり、又壁画や彫像となって印度に広がり、やがて中国大陸を経て日本へ仏教と共に伝わってまいりました。その為、日本での初期の仏像は、印度や中国、朝鮮の影響が多く見られますが、やがて奈良・平安・鎌倉時代へと下るにつれて、日本独自な密教的、浄土的、禅的仏画へと変貌し、仏画の黄金時代を迎えることになります。
私達は、これから、筆や墨や紙を用いて、初期のシンプルなもの(白描画)から始め、次第に顔彩などで彩色をほどこし、やがて各自が独特な、オリジナルな心境を表現する創作仏画へと展開していければ幸いと思っております。
線を美しく描いたり、模様を描くということは、ある種の集中力が必要です。それは、仏教やヨーガでいうところの三昧(サマーディ)へ至る前提となる入り口の状態です。
いつしか、自分が描いているのか、仏に描かされているのか、仏が表れているのか、自分が描かれているのか、不思議な心境へと導かれていくことでしょう。
古来より、写仏も写経や念仏、読経等と共に、悟りへと至る大切な修行の道とされてきました。
どうぞ心して、仏を見たい、仏を知りたい、仏を表したい、仏に近づきたい、仏になりたいという情熱により、この描画の集中力を得て、やがて描かれたそれぞれの仏から、美しい微笑みを受け取って下さい。

上野玄春  合掌

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【電脳写仏の手引】

 描き方は、先ず左絵図像 ( - GIF 41KB A4サイズ縦 - ) をプリントアウトしてみて下さい。
プリントアウトした図像に用紙を乗せ、一筆一筆心を込め筆を進めましょう。

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