Enmeiji花祭り

延命寺の花祭り

 

花祭り-2020-

青空のもと鳴り響くシタールの音と降り注ぐ桜の花びらの舞

 

令和2年4月4日(日)
午後一時半より

花祭り

第23回延命寺の花祭りは、新型コロナウイルス拡散拡大防止を鑑み、本堂前、屋外に間隔をあけて椅子を配置し、元々は、食事の提供などの時に利用するマスクに仏頂尊の梵字を入れ、病魔封じの祈願をしたマスクをお配りしての開催となりました。

神秘的なシタールの演奏で幕をあけ、来場している神々と一緒に楽しみ、法要では仏頂尊勝陀羅尼を唱え、病魔を退散し、世の中が落ち着くことをお祈りいたしました。仏頂とは仏の三十二相の一つで頭頂の骨肉塊のことをいいますが、これが神格化されたのが仏頂尊です。一切の悪業を蹴散らして、寿命を延ばします。
青空のもと鳴り響くシタールの音と降り注ぐ桜の花びらの舞とともに本年度の延命寺花祭りは終焉致しました。
延命寺の花祭りは、音楽と踊りで釈尊のご生誕をお祝いします。
もともとインドの芸能は、神様の前で上演し、神仏に喜んでもらうためのご法楽でした。法要も舞踊公演も神仏を勧請して花を散華して供養するという同じ構造を持っています。
インドの演劇書によると、天上での最初の演劇はインドラ神(帝釈天)の旗祭りの日に、ヒマラヤの山麓で始められました。神々が魔を退治する劇を神々が見て楽しみました。
すると、魔物たちは怒って妨害しましたが、インドラの旗を立てその威力で滅ぼしました。後には善も悪も共存する全世界の有様を演じるということで、魔物たちをなだめました。
地上の演劇は、ブラフマー神(梵天)が聖典である四ヴェーダの粋を集め、第五のヴェーダとして演劇ヴェーダを作り、バラタ仙に命じて百人の息子と共に上演し、この世に舞踊・演劇を広めさせました。
インドではスラ、アスラといってスラが神様、アスラが阿修羅で悪い方になっていますが、ペルシアのゾロアスター教ではアフラマツダというように、音が変わってますがアスラが神様です。
考えてみれば、動物で一番凶悪なのは地球を破壊しかねない人間です。肉眼で見えない細菌やウィルスもそれなりの役割があって、人生ならぬ菌生を送っています。見えない世界にも意味があるのです。コロナウィルスを絶滅させようとしても無理な話で、生きる権利、人権ならぬ菌権があり、共生していくよりほかないのです。どこかで折り合いを付けてお手柔らかにして下さいということでお祈り申し上げました。


花祭り

令和二年四月四日(土)
午後一時半より

*シタール演奏*
ヨシダ ダイキチ

*花祭り法要*
延命寺式衆

 

 

当日の風景

主 催: 延命寺 さいたま市浦和区本太1-42-2

延命寺の花祭りは、音楽と踊りで釈尊のご誕生をお祝します。
もともとインドの芸能は、神様の前で上演し神仏に喜んでもらうためのご法楽でした。法要も舞踊公演も神仏を勧請して供養するという同じ構造を持っています。
インドの演劇書によると、天上での最初の演劇はインドラ神(帝釈天)の旗祭りの日に、ヒマラヤの山麓で始められました。神々が魔を退治する劇を神々が見て楽しみました。
すると、魔物たちは怒って妨害しましたが、インドラの旗を立てその威力で滅ぼしました。後には善も悪も共存する全世界の有様を演じるということで、魔物たちをなだめました。
地上の演劇は、ブラフマー神(梵天)が聖典である四ヴェーダの粋を集め、第五のヴェーダとして演劇ヴェーダを作り、バラタ仙に命じて百人の息子と共に上演し、この世に舞踊・演劇を広めさせました。
インドではスラ、アスラといってスラが神様、アスラが阿修羅で悪い方になっていますが、ペルシアのゾロアスター教ではアフラマツダというように、音が変わってますがアスラが神様です。
考えてみれば、動物で一番凶悪なのは地球を破壊しかねない人間です。肉眼で見えない細菌ウィルスもそれなりの役割があって、人生ならぬ菌生を送っています。見えない世界にも意味があるのです。コロナウィルスを絶滅させようとしても無理な話で、共生していくよりほかないのです。どこかで折り合いを付けてお手柔らかにして下さいということでお祈り申し上げます。
神秘的なシタールの演奏を来場している神々と一緒に楽しんで、場内を浄め心を穏やかにし、世の中が落ち着くことをお祈りしましょう。法要では仏頂尊勝陀羅尼を唱えます。仏頂とは仏の三十二相の一つで頭頂の骨肉魂のことをいいますが、これが神格化されたのが仏頂尊です。頭頂から光を放ち一切の悪業を滅ぼし、寿命を延ばします。


 

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